「金正恩のタワマン、いずれぜんぶ崩壊」北朝鮮兵士が証言していた
北朝鮮の首都・平壌市中心部に位置するタワマン街「未来科学者通り」の53階建てマンションに、崩壊が生じている件については、デイリーNKジャパンで既報のとおりだ。 米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が先月24日、北朝鮮内部からの証言として伝えたところでは、「壁のところどころにひびが入り、外壁のタイルが剥落しており、マンションが崩れるのではないかという憂慮と不安が広がっている」という。 平壌には近年、このほかにも倉田(チャンジョン)通り、黎明(リョミョン)通りといったタワマ ...
「出しゃばりが過ぎる」金正恩の”父娘行事”に国内で批判
朝鮮中央通信など北朝鮮の国営メディアは4月26日、新たに建造された多目的駆逐艦の進水式が、25日に金正恩総書記の出席のもとで行われたと報じた。式典には、「ジュエ」の名で知られる金正恩氏の娘も同行した。 その様子はテレビを通じて報じられたが、国内では金正恩氏の過度な儀式重視に対する批判の声が上がっている。どうやら、まだ幼い娘を前面に押し出すなど、先代と先々代では見られなかった演出に違和感が強いようだ。 (参考記事:「金正恩の娘は国産の服を着ろ」反発強める北朝鮮の若者たち) 米政 ...
兵力3倍の北朝鮮軍を全滅…ウクライナ特殊部隊が映像公開
韓国の情報機関・国家情報院(国情院)は30日の国会情報委員会で、ロシアに派兵され、西部クルスク州でウクライナ軍との戦闘に投入された北朝鮮兵のうち、死者600人を含む4700人の死傷者が出たと報告した。同委員会に出席した議員が記者団に明らかにした。 国情院によると、北朝鮮は2回にわたり計1万5000人をロシアに派兵した。クルスク州のウクライナ軍占領地域をロシア軍が奪還したことで、3月以降は交戦が減少したという。 (参考記事:「北朝鮮兵は倒れるまで殺戮を続けた」ウクライナ軍将校が ...
「荒唐無稽で陳腐」金正恩の”英雄化”に呆れる北朝鮮軍の将兵たち
いつも評判が悪いが、今回はさらに悪かったようだ。 朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の総政治局は、4月15日の故金日成主席の生誕記念日(4.15節、太陽節)を控え、陸海空の各部隊に政治講演会を開催させた。 この種の強制動員に倦み疲れている兵士たちであるが、今回は通常以上に内容の陳腐さが際立っていた。米政府系メディア、ラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。 軍内部の情報筋によれば、今月のある日、総政治局が配布した録音講演資料を聴取する「録音講演」が全軍で実施されたという。 総政治局は、 ...
「600人死傷」北朝鮮鉄道で再び正面衝突インシデント
鉄道は、自動車や自転車などの交通手段に比べて、事故発生率が非常に低い。だが、それはあくまで日々の維持管理がしっかりと行われていることが前提だ。 北朝鮮では、かつて日本の植民地時代に敷設された鉄道インフラが多く残っており、設備の更新がほとんど進んでいない。そのため、老朽化が著しく、これまでにも数百人、数千人単位の犠牲者を出す大事故が繰り返されてきた。 (参考記事:通勤列車が吹き飛び3000人死亡…北朝鮮「鉄道事故」の凄惨な現場) そんな大惨事に発展しかねないインシデントが、つい ...
ウクライナ軍の北朝鮮兵捕虜、本国に送還で「処刑」も
北朝鮮が、ウクライナ軍が一時占領したロシア西部・クルスク地域への派兵を公式に認めたことで、ウクライナ軍が確保した北朝鮮兵捕虜の韓国移送を危ぶむ声が出ている。北朝鮮が正式な交戦国の地位認定を要求し、捕虜送還に積極的に乗り出す可能性があるためだ。 ウクライナ軍の保護下で、すでに韓国行きの意思を明らかにしている捕虜が北朝鮮に送還されれば、処刑を含め深刻な人権侵害が発生しかねないとの懸念もある。 韓国紙・文化日報は28日、外交関係者の話として、「ロシアと北朝鮮が北朝鮮軍派兵を公式認定 ...