金正恩住宅「テレビカメラの前で壁崩壊」の大惨事

これは監査や検査のことを指すが、内部で行った場合、手心が加えられ、問題の見落としに繋がる。そこで、各地域の党員大隊の指揮部が、別の地域の党員大隊の検閲を行う。これが「交差検閲」だ。

この地域の住宅建設は、10月10日の朝鮮労働党創建78周年の日までに終えることになっていたが、期日ばかり気にして、建物の質を度外視した手抜き工事が横行する事態となった。

「処罰の覚悟を」

そこで、両江道建設総指揮部は、住宅の基礎、設計図との照合、暖房、上下水道設備がきちんと工事されているのか、報告された完成戸数と実際の数字が合っているのかなどを検査して、1等となった党員大隊には70キロのブタ4頭、2等にはヤギ2等、3頭には犬2匹を商品として与えることにした。